個人が作るメディア、プログラマーが作るメディア、というのがここ最近の新しいメディアの傾向だと思っていて、まあその傾向に自分も乗っかってやろうと思っているわけです。で、最近気になるメディアが2つ。
1つ目は、フリーランスライターの佐々木俊尚さんのメールマガジン「佐々木俊尚のネット未来地図レポート」。有料のメールマガジンです。毎週月曜日配信で月額1000円。

有料のメールマガジンは珍しくありませんが、いまさら気になるのは、佐々木さんがやってるからですね。しかも、書籍や雑誌、オンラインメディアなどの既存の商業メディアを通して知名度を上げた結果、これらの商業メディアをバイパスして読者から直接お金をいただくモデルを実現できる。
有償メールというのは、組織として考えるとたいした収入になりにくいし、成長性も望みにくい。だから企業のモデルとしてはあまり選ばれないですが、個人としてなら可能性は大いにあると思います。
組織では難しいけれど、個人(or 小さな組織)なら可能性がある、という選択肢はこれからも増えていくのではないかと注目しているわけです。あ、もちろん僕は購読してます。
もう1つは、"Joel on Software"でよく知られるJoel Spolskyさんらが立ち上げた「StackOverflow」というQ&Aサイト。

また1つプログラマが、しかも大物プログラマがメディアを立ち上げたのですから、どんなサイトなのか、今後の動向はどうか、気になります。
プログラマがメディアを作る、というのはここ数年でメディアに起こった大きな変化の1つだと思っています。これまではメディアを作るのは物書きだった。しかし、コード書きもメディアを作れるようになりました。その最大の成功事例がGoogleなわけで。
僕は、まだアイティメディアに在籍していたころ、「オンラインメディアではテキストとコードは等しく大事。いままでテキストのマネジメントだけをみていた編集長(=メディアプロデューサ)は、これからはコードのクオリティ(=サイトの仕組み)もマネジメントしないといけない」と、ぶったことがあります。ぶったって、なぐったわけじゃなくて。
現実は、Googleやらに代表されるコード書きが作ったサイトと、ITmediaや@ITのようなもの書きが作ったサイトは、一目見ればわかるほど、見かけも内容も仕組みも違います。
けれど、この両方をハイブリッドしたサイトがあってもいい。
有名プログラマのJoelさんらが作ったサイト「Joel on Software」をチェックしながら、このサイトは成功しそうか、どうろか、と思いつつ、ああらためてそんなことを思い出したのでした。

Junichi Niino
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